3月の半ばを過ぎてからの退去連絡は、オーナーにとって最も胃が痛くなるタイミングの一つです。
• 時期の悪さ: 4月入居を希望する層の動きが一段落している。
• 社会情勢: ローン金利の上昇傾向や物価高騰により、入居者の財布の紐が固くなっている。
正直なところ、「今回は現状維持か、あるいは少し下げないと苦戦するかな……」という弱気が頭をよぎりました。
強気の「2,000円アップ」で勝負
しかし、現在の管理費や修繕コストの上昇を考えると、安易な値下げは経営を圧迫します。物件のポテンシャルを信じ、あえて家賃を2,000円アップして募集を開始することに決めました。
「最悪、決まらなければ後で下げればいい」という覚悟でのリスタートです。
驚きの結果
募集を開始してからわずか2週間。
なんと、前の入居者がまだ居住中(退去前)であるにもかかわらず、次の入居者が決まったのです!
勝因は「立地」という絶対的な正義
なぜ、この微妙な時期に家賃を上げた状態で即決まったのか。理由は明白でした。
「駅から徒歩5分」という圧倒的な利便性
これに尽きます。
新築から2年が経過しましたが、内見を待たずに「この立地なら押さえたい」という先行申込が入ったのです。
他の部屋も「順調」そのもの
この物件では、更新時期を迎えた他の部屋についても家賃アップでの更新に成功しています。
• 新築プレミアムが抜ける2年目でも価値が落ちない。
• 物価高に負けない賃料設定が可能。
これらはすべて、建物自体のスペック以上に「場所」の強さが支えてくれていると実感しています。
結論:物件選定こそが最大の戦略
不動産投資において「リフォーム」や「客付け努力」でカバーできる範囲はありますが、立地だけは後から変えることができません。
今回の件で、購入時の物件選定がいかに重要か、改めて身に染みました。
• 徒歩5分圏内の希少性
• 人口動態の安定したエリア
ここを外さなければ、多少の市場の波や季節要因はねじ伏せることができる。そんな自信を深めた経験でした。
これからの投資戦略を練る際も、目先の利回りに惑わされず、まずは「場所」にこだわっていきたいですね。

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